カードのキャッシング

クレジットカードのキャッシングとは?

クレジットカードに付帯しているキャッシング機能は、ATMやCDキャッシュディスペンサーで借り入れすることができ、その返済は一括払いやリボ払いで行うことになります。

カードローンより金利が高く、借入枠は小さいのですが、キャッシング枠が付いたカードを持っていれば審査を受けることなく利用することができて、便利なものなのですが、使い方を間違うと痛い目にあうので注意は必要です。

そもそもキャッシングというは「お金を借りられるサービス」の総称なのですが、現在ではクレジットカードに付帯するキャッシング枠を指す言葉として使われることが多く、クレジットカードに付帯するキャッシング枠であれば、枠の範囲内でお金を借り入れすることができます。

混同しやすいカードローンは、カードローン会社と契約し利用限度額の範囲内で好きな時に借り入れができるというもので、 ローン専用で、借入枠が大きく、キャッシングより金利は低いのが一般的です。

クレジットカードのキャッシングの金利相場は年15.0%~18.0%くらいで、カードローンの場合はその金額にもよりますが、大体大手銀行で年1.8%~14.6%、消費者筋痛などで年4.5%~17.8%となっています。

キャッシングの返済方法

クレジットカードキャッシングの返済方法は「一括返済(翌月払い)」「リボ払い」の2つの方法があり、 一括返済は、キャッシング利用額と手数料の合計を翌月の返済日に一括で返済する方法で 「1回払い」ともいわれ 、各会社で決められている締め日と支払日によって、元金と手数料の合計を口座から自動振替します 。

ですので、口座には差し引かれる額のお金を入金しておくことを忘れないように。

リボ払いは、毎月支払う額をほぼ一定にできるので計画的な返済ができます。

キャッシングの毎月の支払い元金をほぼ一定にする返済方法で、 例を挙げると、10万円をキャッシングし、リボ払いで元金を2万円に設定した場合、翌月以降から毎月2万円+利息を返済していくことになります。

この元金は変更がすることができ、このように計画的に利用できるのがリボ払いの最大の特徴となっています。

キャッシングのご利用は計画的に

キャッシングは非常に便利なサービスなのですが、お金を借りるという意識を持って、返済や資金繰りについてはしっかりと事前に計画を立てておくことが大切で、万が一にも返済できないという事態に陥らないよう、しっかりと支出管理を行ってください。

キャッシングとカードローンは似たようなサービスに思えるのですが、利用枠や金利が大きく異なるので、利用頻度や利用金額を踏まえて選択し、上手に使い分けましょう。

クレジットカードを何枚持っていますか?

滞納歴あり13.8%・キャッシング歴あり11.6%

お金に関するメディア「お金を借りる即日融資ガイド110番」が20代の男女500人を対象とした、クレジットカードの使い方や月々の利用額、延滞・ボ払い・キャッシング経験などについてアンケート調査によれば、クレジットカードのキャッシングでお金を借りたことはありますかという問いに対して、キャッシング枠を使ってお金を借りたことがあると回答した人は「11.6%」になるのだそうです。

またクレジットカードの所有枚数は、「1枚」という人が38.4%ともっとも多いとはいえ、「2枚」の人も32.6%とかなりの人が複数枚のクレジットカードをもっているようで、一般社団法人日本クレジット協会の調査によれば、2020年3月末時点での人口1人あたりのクレジットカード所有数は2.8枚なのだとか。

リボ払い

買いものの金額に関係なく毎月の支払額をほぼ一定にできるサービスである「リボ払い」については。利用したことがある人が「22.6%」と、全体の4分の1以上の人数となり、予想以上に多くの人がリボ払いをした経験があるようですが、毎月の手数料のことを考えると極力利用するのは控えたほうがいいでしょうし、一般的な支払よりもお金を多く支払わなければならないということを自覚すべきです。

また滞納についても13.8%の人が滞納経験があるようで、クレジットカードの支払いを長期間滞納すると、信用情報機関に一定期間記載され、この期間は新しくクレジットカードが作れない、ローンが組めないなどのペナルティがあるので、くれぐれも延滞しないようにしましょう。

さらにクレジットカードの不正利用に関する質問では「4.6%」の人が不正利用の経験があるのだそうで、不正利用、フィッシングなどの詐欺には高齢者の方が引っかかりやすいと思いがちですが、決して少ない数ではありませんから十分に注意したほうがいいでしょう。

おカネの使い道

おカネの使い道については「ネット通販26.3%」「音楽・動画・オンラインゲームの課金8.2%」「スーパーやコンビニ等(日用品・食品)15.3%」「飲食店11.8%」「公共料金(電気・ガス・水道)10.4%」「レジャー(旅行など)6.0%」「家賃の支払い2.6%」「ガソリン代・高速道路代8.4%」「美容院・理髪店7.8%」「その他3.1%」という結果になり、ネットでの買い物はクレジットカードが便利ということを実感している人が多いのかもしれません。

さらに、食費、トイレットペーパー、洗剤などの生活に必要なものをクレジットカードで買うと無駄なくポイントやマイルが貯まるので積極的に活用しているという人も多いようで、コンビニコーヒーなどの少額の買い物でもお財布から小銭を出すことなくサクッと購入できるのも便利で活用されているのでしょう。

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2020年以降に借入した人の半数はコロナが影響

インターネット広告事業などを手掛けるAgooraが運営するポータルサイト「カードローンおすすめ比較隊」でのアンケートによれば、新型コロナの影響が出ているとみられる2020年以降に借入を開始した人は51人(半年未満30人、半年以上1年未満21人)となり、過去5年の年間単位の比較で最も多くなり、そのうち26人(50・98%)が借り入れの要因として「新型コロナが影響している」と回答したのだそうです。

借入の利用動機(複数回答)については、全借入者398人の半数近い184人が「生活費」と回答しているのですが、その次に高い数値となったのが「趣味・娯楽」で108人となり、身の丈に合った生活をしていない利用者も多かったのではないかとまとめています。

ちなみにカードローン利用者の平均年収は約400万円前後なのだそうで、借入先で最も多かったのは「銀行カードローン」の211件、「クレジットカードのキャッシング」の183件、「消費者金融カードローン」の134件となったそうです。

また「今後も利用したいか?」という問いに対しては、約38%が肯定的で「どちらとも言えない」を合わせると「約半数が今後も借入する可能性があるようです。

企業も個人事業主も、2020年春以降は短期間で売上が激減するケースが急増し、政府から支給される休業支援金・給付金を受け取っても、まだまだ生活が苦しく、やむを得ずカードローン・キャッシングを利用した人も少なくなく、いまだ出口の見えないコロナ、そして無策な政府の対応と、ここしばらく平穏な日本がやってくるのはなさそうですよね。